安売りが壊すのは利益だけではない
更新日:2 日前
みなさんこんにちは!w
野生の行政書士の浪岡です!! v(・`ω・´浪)
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「仕事がないよりは安くても受けた方がいい。」
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これ、一見正しいように聞こえます。(今日はちょっと真面目にやります。
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でも、私はこの考え方が地域の産業を壊している原因の一つだと思っています。
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例えば、本来100万円の仕事があるとします。
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その内訳が、
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材料費や外注費などの経費が80万円。
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残り20万円が会社の利益や社長自身の給料だったとします。
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仕事が欲しいからと80万円で受けたらどうなるでしょう?
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利益は0円です。
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つまり、自分はタダ働きをしているのと同じです。
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「1件だけだから大丈夫。」
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そう思うかもしれません。
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でも、それが20件、50件、100件と増えていけばどうなるでしょう。
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売上は増えているのに、お金が残らない。
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忙しいのに儲からない。
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そして最後は、
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「なんでこんなに仕事してるのに会社にお金がないんだ…。」
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となります。
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実際に経営相談を受ける会社で、この状態は珍しくありません。
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そこで私が必ず聞くことがあります。
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「どの現場が儲かっていて、どの現場が赤字ですか?」
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すると返ってくる答えは、
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「感覚では分かっています。」
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「この地域じゃ値上げできません。」
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「忙しいから計算している暇がない。」
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数字が出てきたことは、ほとんどありません。
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経営は"感覚"ではなく"数字"です。
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数字が分からなければ、利益も分かりません。
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利益が分からなければ、銀行にも説明できません。
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当然、お金も借りにくくなります。
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職人として腕を磨くことは、とても大切です。
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でも、会社を経営する以上、それだけでは足りません。
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経営者として勉強することも仕事です。
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さらに問題なのは、安売りは自分だけの問題ではないということです。
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本来100万円の仕事を80万円でやれば、お客様は、
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「この仕事は80万円でできるんだ。」
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と思ってしまいます。
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次に100万円の適正な見積りが出ても、
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「高いですね。」
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となる。
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そうやって業界全体の相場が壊れていきます。
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すると最後には、
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ちゃんと許可を取っている会社、
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しっかり教育している会社、
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安全管理をしている会社よりも、
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安いだけの業者が選ばれるようになります。
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それでは業界は健全に発展しません。
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結局、品質も落ち、人も育たず、地域全体が衰退していきます。
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私は、今の福島でも少しずつそんな流れが起きているように感じています。
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そして数年後、
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若い人はその業界に入ってこなくなります。
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給料は安い。
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休みは少ない。
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将来も見えない。
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そんな仕事を、誰がやりたいと思うでしょうか。
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それでも一部の経営者は言います。
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「景気が悪い。」
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「福島だから仕方ない。」
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「街が悪い。」
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私は違うと思います。
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仕事の価値を守るのは、私たち経営者の責任です。
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価格を下げる努力ではなく、
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価値を上げる努力をする。
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そこに知恵を使うのが経営です。
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経営者は、会社だけではなく、地域や業界にも責任があります。
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自分たちの仕事の価値を守ること。
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適正な利益を確保すること。
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それは自分のためだけではありません。
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これからこの業界を目指す若い人たちのためでもあります。
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福島を良くしたい。
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そう思うなら、まずは自分たちの仕事の価値を安売りしないこと。
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私は、それが地域を守る第一歩だと思っています。
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